はじめに
転職ブログを運営しながら、
「何のためにパートやってるんだろう。」「何で自分は転職したいんだろう。」
自分自身の働き方に、30代の私は疑問を抱いていました。
そんな中、最近読んで印象に残った本がありました。
「君はなぜ働くのか」永松茂久著、フォレスト出版、2023年
今回、こちらの本から学んだことを、解説していこうと思います。
本書の概要
本書は、著者・永松茂久氏が、
決まりきった「働く理由」を説くのではなく、登場人物の会話を通して、自分なりの「働く理由」を考えられる構成となっています。
本書がおススメの方は
- 年齢問わず、今の自分の働き方に疑問がある方
- 何で転職したいのか、転職したくないのか分からない方
「働く」ということについて、疑問や悩みがある方には誰にもおススメ出来る一冊です。
本書を読んだきっかけ
私が本書を購入したきっかけは、30代になって、自分の働き方について疑問を抱くようになったからでした。
特に、今の仕事が何となく続けていること。
資格を持っているとはいえ、何を目的に働いているんだろうと感じる事が多くなりました。
話は逸れますが、私が医療職を目指したきっかけは、母親が病気がちだった事。
元々元気で明るかった母が、病気になり、仕事を辞め、家にずっといると別人の様に性格が変わってしまったこと。
10年以上前のことですが、今でも思い出すと苦しいものがあります。
病気になったら、終わりなのか?ただ、病人として家にいることが、仕事なのか?
違いますよね。
今でこそ、病気を抱えながらも働く事は当たり前になっています(強制ではなく、本人の意思があってこそのことだとは思います。)
高校生なりに、当時はそう思い悩んでいました。
例え病気を抱えていても、その人らしさが失われない様なサポートをしたい。
そう考え、大学に通い、資格をとり、病院で働くように。
やりたいことをやる。20代中盤まではそれでも良かったんです。
20代の頃の転職は、自分の場合、モチベーションだけで乗り切れた、といっても過言ではありません。
ですが、結婚して、夫の扶養に入って、周りの友人にも子供が生まれると、
自分は働き続けたい。でも、何のために働いているのか、何のために転職を考えているのか分からない。
こんな状況に陥り、自分でも働く理由が分からなくなっていました。
【感想】私にとっての働く理由
本書を読んで、「自分は何故働くのか」という問いへの答えをこう考えました。
これが、私が働く理由だと分かりました。
やりたい事がある、だから働く。これも、働く理由としては間違ってないです。むしろ、羨ましいくらいです。
ですが、やりたいことが仕事、が主流になると、やりたいことがない=仕事って?となり、やりたくないことをやっている=この仕事でいいのかな…。と悩んでしまうきっかけにもなり得ます。
やりたくない、特別に興味が無い事でも、自分が周りより秀でている事ってありますよね。
そのスキルを求めてくれる人がいる限り、そのスキルを仕事として生かせるわけです。
だったら、自分のスキルを求めてくれる場所に、まずは飛び込んでみるのが、自分にとっても相手にとってもメリットがあると考えます(Win-Winですね)
その為、働く理由について本著を読んでの私の考えは「自分を求めてくれる人がいるから働く。」
今までの転職は、
- 自分がやりたい事があるから
- 自分でもできそうだから
全部、自分範囲で、無理やりにでもやりたい事をひねり出して物事を考えていました。
ですが、
- ここではこんな能力が求められている
- 自分のこの能力が、役に立ちそう
といった手順で考えると、ちょっと肩の荷が降りる感じがしませんか?
このような考え方の変化も、本書を読んで気づいた事でした。
自分がやりたい事を叶えられる、そんな働き方も理想的ですが、「求めらている場所で働けている事」も、素敵な「働く理由」だと思います。
これは、転職活動にも生かせる…と考えます。
まとめ-あなたにとっての「働く理由」が見つけられる-
今日は、「君はなぜ働くのか」という書籍について紹介しました。
新年度となり、転職や、今後の働き方を考える方も増えてきますよね。
今、「やりたいことがない」「働く理由が分からない」と言う方。この本、読んでおいて損はありません。
自分にとっての「働く理由」が見つかる。そんな1冊だと思います。
本書を読むことで、自分なりの「働く理由」を見つけて、より充実した働き方を見つけてほしいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!