30代女性が転職に失敗した理由とは?
皆さんは、転職で失敗した経験ってありますか?
私は、あります。
30歳を目前にして結婚、結婚を機に仕事に疲れ切っていた職場を退職し、転職しました。
ですが、体調を崩し、その転職先からすぐ退職してしまい、大きな挫折を味わいました。
今日は、実際の私の転職失敗談を、失敗した原因を挙げてお話ししようと思います。
来年、転職を考えているけど、
どんな職場に行きたいか分からない…。
ライフイベントに伴い退職、転職を考えている…。
その様な方にこの記事を読んでいただき、悔いのない転職活動を行って欲しいです。
ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです!
転職失敗の原因はこの4つ
まず、結論から。
転職に失敗した原因4つはこちらです。
①転職エージェントの提案を鵜呑みにしてしまった
②それまでの働き方で無理をしていた
③これまでの経験が邪魔をして、組織の雰囲気に上手く馴染めなかった
④ライフイベントがあった
それぞれ見ていきましょう。
①転職エージェントの提案を鵜呑みにしてしまった(自分で考える時間が足りなかった)
まず一つ目の原因は、転職エージェントに頼り切ってしまった事です。
自分がどんな職場で働きたいか、どんなキャリアプランを積んでいきたいか。
ある程度考えてエージェントを活用したなら、希望通りに仕事が続けられたかもしれません。
ですが私の場合、エージェントが提案してくれた職場に見学に行き、違和感はあったものの、早く就職先を決めたい!という思いに駆られ、見て見ぬふりをして転職先を決めてしまいました。
結局、その職場で体調を崩してしまい短期間での離職となりました。
時間をかけても良いので、焦らず、違和感を見過ごさずに、転職先を考える事が出来たら良かったな、と後悔しています。
②それまでの働き方で無理をしていた
私の退職理由は、
新しい分野に挑戦したい!
という前向きな理由と、
もうこの働き方、会社に疲れた…。
という後ろ向きな理由、両方ありました。
会社に疲れた、というのも、会社の要望に応え過ぎた、という一面があったと思います。
今考えると、もっと、こうしてほしいああして欲しいという、自分が働きやすくなるような要望を出していれば、まだ元の会社で働けたのではないかと気づきました。
結局、環境要因だけではなく、自分自身の考え方や仕事への取り組み方(100%でやらず60%でも良いという考え方など)を変えていかないと、大きな環境変化を経験する転職では、誰しも体調を崩してしまう可能性があります。
今、仕事がつらいと考え、転職を考えている方。
今のうちに自分の希望する働き方について、会社に要望を出す事が出来ないか考えてみましょう。
③これまでの経験が邪魔をして、組織の雰囲気に上手く馴染めなかった
30歳に近い年齢になれば、ひとつの会社で得た経験が、転職先の職場で足かせとなる事があります。
前の職場で得たプライドであったり、仕事のルール、習慣…。
意識はしていなくても、新しい環境に、知らず知らずのうちに体が抵抗してしまうんですね。
転職では、これまでの経験を活かしてぜひ入社を!とはよく言われますが、これまでの習慣や考え方を上手く手放す適応力も、転職先では求められます。
私の場合、前の職場の働き方にこだわりすぎてしまったため、新しい職場での働き方に馴染めなかったのだと思います。
新しい環境を、「これまでのやり方が通じない!」と悲観的にはならず、「新しい発見だ!」と好奇心をもって取り組んでいく事が大事です。
④ライフイベントによる環境の変化があった
私は、転職の数か月前に結婚しました。
夫とは、結婚する前から一緒に住んでいたため、大きな環境の変化は無いと思っていましたが、夫が同時期に転職して生活リズムが変わった事、結婚式を挙げた事など大きなイベントがありました。
そういったライフイベントが、知らず知らずのうちに自分にとってストレスになっていたのかも?と、今になっては思います。
一見、結婚は華やかな出来事ですが、結婚に伴い環境がガラリと変わると、それがストレスになっている事もあります。
そのような大きなイベントがあった時こそ、焦らず、しばらくは貯金を使いながら、今後のライフプランについて考えてみても良いのでは、と思います。
30代女性が転職に失敗しないために-必要な対策5選-
では、どうすれば転職に失敗せずに済むのでしょうか。
①転職目的を明確にする
②企業分析だけではなく自己分析も行う
③希望条件を高く設定しすぎないよう注意
④過去の成功体験に縛られない
⑤自分に合った転職方法を選択する
対策を解説していきます!
①転職目的を明確にする
私が転職に失敗した理由のひとつに、「転職の目的がしっかりしていなかった」事が挙げられます。
どうしても給料を上げたいとか、新しい事をしてみたいとか、明確な目標が目的があったわけではなく、仕事もしんどいしと、何となく転職して待ったこと。
これが失敗の一番の原因でした。
その為、先ほどもお伝えしましたが、
何のために転職をするのか?転職で自分はどうなりたいのか
という点を明確にしておく必要があります。
何となく辞めたい、何となく転職したいという気持ちは、短期間で離職してしまう可能性もあるため避けるべきです。
②企業分析だけではなく自己分析も行う
就活となると、仕事の希望条件や、企業分析を皆さん行うと思いますが、もうひとつ大切な事があります。
それが、自己分析です。
30代にもなると、前職で管理職を経験していたりして、どちらかというと
部下としてよりも上司としての振る舞いに慣れている場合もある
と思います。
ですが、転職先では誰もが新人です。
自分より年下の人が上司になりますし、前職のようにサポートしてくれる仲間も始めはいません。
そんな状態で、自分が頑張れるのか。新人の時と同様に、雑用や率先して仕事に取り組めそうか。
転職先ですぐ辞めてしまわないように、自分自身について分析もしておくようにしましょう。
③希望条件を高く設定しすぎないよう注意
給料も上げたい、人間関係も良くしたい、通勤時間も短くしたい…。
転職先で、希望条件が全て叶えられる可能性は少ないです。
何かが良ければ、他の何かは悪くなる。
給料が上がる分残業は当たり前かもしれませんし、人間関係が良くなる分、ぶるま湯感覚で刺激は少なくなるかもしれません。
その為、転職の希望条件にも優先順位をつけておいて、どうしても譲れない条件を決めておくようにしましょう。
1度の転職で多くを望まない事が大切です。
④過去の成功体験に縛られない
先ほどの解説しましたが、30代ともなると管理職経験や、仕事で褒められた経験も多くあり、
過去の成功体験ややり方を転職先に持ち込んでしまう事があります。
ですが、その成功ルールや体験は、前職だからこそ得られたものであり、転職先でも同じやり方が通用するとは限りません。
同じ職種だからといって同じやり方が通用するとは限らず、「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、まずは転職先のやり方に合わせる事も必要です。
そうやって、転職先で小さな成功体験を積み重ね、周囲の信頼を得たタイミングで、自分のやり方を出していくのが良いと思います。
⑤自分に合った転職方法を選択する
最後に、自分に合った転職方法について解説していきます。
最近は、ハローワークや直接応募以外にも、転職エージェントの利用や、メディカルスタジアムの様なダイレクトリクルーティングモデルの利用も増えてきましたよね。
ですが、人によっては、
今すぐにでも転職したい
半年以内に転職したいので急かされずゆっくりしたい
と、転職活動のペースは様々だと思います。
転職希望時期や自分の性格に合わせて、自分に合った転職方法を選択する事が大切です。
例えば、なるべく早く転職したい!という場合は、転職エージェントを利用して自分の代わりにやりとりをしてもらう方法が良いですし、1人でじっくり進めたいという方は、ダイレクトリクルーティングモデルを利用する方が良いですよね。
色々な手段がある中で、自分に合った方法を選択して転職活動を行う事で、焦って転職に失敗する事も減らせるでしょう。
まとめ
今日は、私の転職失敗談についてお話しました。
いかがだったでしょうか?
私が転職に失敗した要因は、4つの原因がありました。
結婚直後というタイミングも重なり、知らず知らずのうちに、新しい環境に、体が疲弊していたのだと思います。
長年働いて疲れから退職を決意した人、ライフイベントに伴う転職の場合は、焦って決断をせず、まとまった無職の時間をとるのも良いと思います。
忙しい毎日だと、今の自分の状態を見過ごしてしまい、自分が本当に望んでいるものや体の状態が分かりにくくなるからです。
今の自分なら、退職後は迷わずまとまった休みをとると思います(長年働いていると、辞めても失業保険がもらえるので)
今一度、プライベート、仕事の現状を見直し、自分の置かれている状況をゆっくりと見つめ、その上で最適な転職プランを立てていくのがベストです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(^^)!