HSPさんが働きやすい職場環境とは?
これからの時期、転職を考えている方も少なくないと思います。
私は、HSPという刺激に敏感な気質を持っています。
刺激にも色々ありますが、私の場合は特に音への敏感さが強くあり、また、相手の気持ちを必要以上に感じてしまうという特性があります。
例えば、
人の怒鳴り声、人が怒られている現場を見ると自分が怒られているように感じる
などなど…。
HSPさんは、繊細さんと呼ばれる事もあります。
私はこれまで主に病院、介護施設で働いた経験がありますが、「この職場、働きやすい!」と感じた職場には、ある特徴がありました。
そう言った職場は数年働くことが出来、同じ職場で長続きして働きやすいと言えるでしょう。
今回は、HSPの私が働きやすかった職場の特徴3選!具体的な体験談を公開というテーマで記事を書きました。
自身の実体験を基に書いており、今転職先に悩んでいるHSPさんや、転職を考えている方の参考にしていただけると嬉しいです。
【体験談アリ】HSPの私が働きやすかった職場 3つの特徴
まず結論から解説します。
HSPさんが働きやすい職場環境 3つの条件はこちらです。
①声掛けの文化がある
②同僚が仕事のサポートをしてくれる
③仕事に裁量権がある
詳しく見ていきましょう!
①声掛けの文化がある
年上の方、年下の方に限らず、職員が頻繁に声を掛けてくれる職場。
そのような職場では、「自分が職場の一員として認められている。」という気持ちになり、職場に馴染みやすく働きやすさを感じました。
HSPさんは、私もですが、必要以上に相手の気持ちを考えてしまう事があります。
そのため、会話、コミュニケーションが普段から少ない職場の場合、「相手が何を考えているか分からない。」と不安になり、疲れてしまう傾向にあります。
逆に、プライベートな会話が多く、職員同士の距離が近すぎる環境でも、刺激が多すぎて疲れてしまうんですよね。
そのため、普段から仕事を行う上で適度に会話のある職場の方が、HSPさんは必要以上に疲れを感じず働ける気がします。
私は医療の仕事をしていましたが、職場によって声掛けの頻度、内容は大きく異なりました。
仕事8割、プライベート2割くらいの会話が、自分にとっては一番心地よく感じられました。
また、仕事に関する会話もそうですが、仕事には関係のないプライベートな事も聞いてくれると「自分に興味を持ってくれている。」という気持ちにもなります。
プライべートな事はあまり聞かれたくないという方も多いと思います。
ですが、職場に馴染みやすくなるきっかけにもなると思うので、適度に話を合わせるくらいにしておくと、ちょうど良いと思います。
そしてもうひとつ。
そのような、声掛けの文化がある職場は、その部署のリーダー(自分の上司に当たる人)の人柄、雰囲気が良い事が多いです。
では、雰囲気が良いとはどういうことでしょう?
HSPの私が考える雰囲気の良い人は、その人が側にいるだけで安心できるような、安定感のある人です。
具体的には、
- 感情的に怒らない
- 説明が丁寧
- 必要な時はしっかりアドバイスをくれる
このような特徴があります。
逆に、自分の配属先予定の部署に、
- 不機嫌になって周りを困らせる。すぐ感情的になる
- 相手の人格を否定する
- 作業の説明がおおざっぱ、雑。
- 大勢の人がいる場所で感情的に怒る
このような上司が1人でもいると要注意です。
HSPさんにとっては、なるべく避けたい職場です。
ただ、面接の場だけで、ここまで見抜ける人は少ないと思います。
じゃあ、入ってみるまで分からないのか…転職ガチャか…というと、必ずしもそうではありません。
自分の上司になる予定の方を、面接でこんな角度から見てみましょう。
ここだけでも職場見学、面接でチェックしておきましょう。
その部下が、将来の自分である可能性が高いからです。
例えば、面接では丁寧な口調の上司も、部下の前では対応が酷い場合。
将来、自分も同じような対応を受ける可能性があります。
そして、対応する部下の様子もチェックしておきましょう。
上司と部下で、距離感が遠すぎず、近すぎない関係か。
距離感が遠すぎても、普段からコミュニケーションをとっていない分、何かあった時相談しづらいですよね。
逆に、距離感が近すぎると、仕事とプライベートの基準が曖昧な空気の中締まりがなく、HSPさんは気疲れしてしまう可能性があります。
あなたから見て、「上司と部下、良い関係性だな。」そう思える関係性の場合、その職場があなたにとって働きやすい職場になる可能性が高いです。
職場見学、面接では言葉だけでなく、直感も大事です。
上司と部下、それぞれと自分の相性を予想した上で、最終的には直感も踏まえて判断しましょう!
②同僚が仕事のサポートをしてくれる-人間関係の充実-
「次、これしとくね!」
など、立場に関わらず自分の仕事をサポートしてくれる同僚がいると、働きやすいです。
一緒に働きたい人って、こちらの事情を知ろうとせずに支持ばかり出してくる人ではなく、仕事を段取りよく進めるために、良いタイミングでサポートをしてくれる人だと思います。
そして、相手から良い事をしてもらったら、
「自分もこの人の役に立ちたい!」
という気持ちになり、こちらからも主体的に、協力的に仕事に参加できる気がします。
「最近の子は、積極性が無い!」
とよく言われますが、上司である自分から話しかけず、相手の積極性を期待するのもどうかと思います。
部下だって、上司がどんな人か、どんな時に質問をすれば良いのか分からないと、声を掛けづらいですよね。
普段から声掛け、サポートの文化がある職場であれば、新入職員、中途職員、それぞれのカラーを出しやすくなり、結果的に仕事も効率よく回るのではないでしょうか。
逆に、コミュニケーションが少なく助け合いも少ない職場だと、相手の気持ちを必要以上に察してしまってストレスを感じる事が増え、HSPさんは働きづらさを感じるのではないでしょうか。
声掛けに加えて、日頃から助け合いの雰囲気がある職場は、物事を深く処理してしまいやすいHSPさんにとって働きやすい職場と言えます。
③仕事に裁量権がある
仕事に対して決定権や、コントロール権が与えられていると、自分のペースで仕事が進められるので、働きやすさを実感しやすくなります。
自分の仕事に裁量権があると、「このスケジュールで回ろう。」「この順番でいこう。」と、自分で仕事の進め方を決める事が出来ます。
私自身、中間管理職になった時、裁量権があるという状況は、ストレスもありましたが働きやすさを実感しやすかったです。
周りの人が決めたスケジュールが、自分に合っているとは限りません。
刺激の多さに戸惑いながらも、人から言われた通りにやらないといけない…そんな状況がストレスだった私にとって、仕事に裁量権がある状態は働きやすさを感じていました。
逆に、ノルマが多く、裁量権の少ない仕事は多大なストレスとなり、HSPさんは苦手な状況になってしまいます。
周囲の理解も大切ですが、HSPさんはまずは
自分の特性を知り、なるべく自分のペースで進められるような仕事、職場を選ぶ
必要があります。
こんな時は要注意!HSPさんが転職直後に注意すべきこと
ここまで、HSPさんにとっての働きやすい職場についてお話してきました。
次に、注意点についても解説していきます。
一番は環境の変化に注意が必要
転職は、転職活動~入職~新人研修~1人立ちと、数か月のスパンで環境の変化が体にのしかかります。
これまでの自分の力だけでは、解決できないような問題、悩みに当たる可能性もあります。
HSPさんは、物事を深く考えすぎてしまったり、人一倍刺激に疲れてしまう特性を持っています。
感受性が鋭い事は、より多くの刺激を敏感に感じてしまうという事です。
その為、日々体の状態をチェックし、
- 今の疲れはどのくらいか
- この疲れを今日中に消すにはどうしたら良いか
と振り返る習慣をつけ、知らず知らず、疲れをため込んでしまわないよう事前の対策が必要です。
その日の疲れは、その日のうちにサヨナラ出来る様、食事や睡眠はもちろん、メンタルケアも心がけましょう。
おすすめのオンラインカウンセリング
また、疲れや悩みの中には、同僚や友達には相談しにくい事もあると思います。
そんな方は、オンラインカウンセリングを検討してみてください。
オンラインカウンセリング メザニン
オンラインカウンセリング メザニンでは、365日いつでもオンラインで、有資格の心理カウンセラーに悩みを相談する事が出来ます。
この、有資格のカウンセラーとは、
臨床心理士や公認心理師、精神保健福祉士など 、専門資格を保持しているカウンセラー
の事です。
熱が出たら病院にかかって、専門のお医者さんに診てもらうように、心の不調を感じたら、心の専門家に相談するのが一番です。
私も転職先で、
今の職場で働くのが辛い…けど、友達は予定があるし食事にも誘いにくい。悩みが思いから相談しにくい…。
と苦しんでいた時期がありました。
そんな時、自宅にいて行えるオンラインカウンセリングを利用し、自分の気持ちをプロのカウンセラーに聞いてもらった事で、
- これから自分がどんな事をすれば良いのか
- どうすればこの働きづらさを減らせるのか
客観的に自分を見返す事が出来、心の負担を減らせた経験があります。
今悩んでいる方は、オンラインカウンセリングの利用も検討してみましょう。
相談できる友人は少なくなるという、悲しい現実
20代前半は、仕事で嫌な事があったら友人に電話で話を聴いてもらっていました。
時間がたっぷりあったあの頃、私の愚痴ついでに相手の仕事の愚痴も聴き、お互い支え合っていました。
ですが、環境は変わります。
アラサーにもなると、友人もそれぞれの家庭があり、住む場所も離れていると、気軽に会ってお茶も出来ない…久しぶりに会えたとしても、その時にこんな暗い話…出来ない!という気持ちになってしまいます。
ですが、ずっと苦しむのは体に良くないです。
転職後、辛い時、困ったとき。大きな悩みじゃなくても全然良いんです。
環境の変化が激しい時期、仕事でストレスを感じている時…もちろん、仕事以外の事でも構いません。
誰でも、すぐに辞めたくて転職先を選ぶ人はいません。
新しい職場で気持ちよく、長く働いていくためにも、カウンセリングを利用して、仕事のストレスをコントロールしながら働くことをおススメします。
どうしても会社を辞めたい場合
転職先の企業が、予想以上に働きづらい会社だった、という事もあり得ます。
- 超絶ブラック企業だった
- 上司からのパワハラがひどく、周りに相談できる人もいない
などの理由から、
どうしても今の職場を辞めたい…。
体も心も限界。でも、人員不足だし、辞めさせてくれない…どうしても辞めたいけど辞められない方。
もう限界!という方は、心と体を削ってまで働く必要はありません。
今は、退職の際に辞表を書いて、会社に出向いて…という手間を必ずしもとる必要は無く、退職代行を利用する事も出来ます。
おすすめの退職代行
今回紹介する、おすすめの退職代行はこちらです。
退職代行ガーディアン
簡単・確実・低費用で退職可能
安心で確実な即日退職
苦手な上司と連絡を取らなくて良い
東京都労働委員会認証の法適合の、法人格を有する合同労働組合が運営
退職代行ガーディアンでは、低費用で、確実に即日退職出来るという強みがあります。
代理人として退職交渉をしてもらえるので、
苦労して入った会社。失いたくない…ですが、今の仕事ももちろん大切ですが、どんな仕事よりも資本である体が一番大切です。
他の職場なら適職で長く働けた、他の企業なら自分の長所を発揮して活躍出来た…そんな未来が待っていても、一度体を壊してしまうと回復までに時間がかかってしまいます。
人生は、思っている以上に短いです。
職場、企業との関りが大きなストレス、退職したいけどすぐに辞められない…そんな場合、体を大切にするためのひとつの手段として、退職代行も検討してみましょう。
まとめ-HSPさんがストレスを感じにくい職場の条件とは-
今日は、HSPの私が働きやすかった職場の特徴3選!具体的な体験談を公開というテーマで解説しました。いかがだったでしょうか?
周囲からのサポートが得られやすく、協力的な雰囲気で、自分のペースで進められる仕事の割合が大きい場合
こんな職場は、HSPさんがストレスを感じにくく、働きやすい職場と実感しやすいでしょう。
これからの時期、引っ越し、転職を経験される方も少なくないと思います。
自分と同じ、HSPで転職先に悩んでいる方。今回の記事を参考にしていただけると嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(^^)!