職場で不機嫌を表に出す人-フキハラの原因と対処法について解説-

    不機嫌な人の対処法
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    職場の不機嫌ハラスメント

    フキハラ=不機嫌ハラスメントの略です。

    ぽん

    不機嫌でいることで、周囲の人に威圧感を与えたり、冷たい態度を取る事が不機嫌なハラスメント、と呼ばれるようになりました。

    セクハラという言葉は昔からありましたが、パワハラ、モラハラ、そしてフキハラは、ここ数年~10年の間に浸透してきた印象です。

    不機嫌ハラスメントの具体的な例

    威圧する、無視する、冷たい態度をとる、仕事を押し付ける、嫌味を言うなど…。

    職場に、

    「あの人機嫌の悪い時は、声を掛けにくい…。」

    「○○さん気分の上下があって、対応に困る…。」

    こんな経験ありませんか?

    もしかしたらそれは、フキハラが原因かもしれません。

    今回、職場の人間関係で困りやすいフキハラについて記事を書きました。

    この記事に書かれている事

    職場のフキハラの原因

    職場でフキハラをしてはいけない理由

    職場のフキハラの対処法

    職場のフキハラに対して、自分と会社が出来る事  

    まとめ-職場のフキハラへの対策-

    この記事がおススメの方

    上司がフキハラで困っている、ストレスを抱えている

    転職後の職場でフキハラを受けている

    自分自身がフキハラをしていないか心配

    ぽん

    自身の体験談も交えて解説していきます!

    目次
    フキハラの原因は3つと説明している
    性格や価値観、人間関係のストレス、職場環境がフキハラを引き起こす
    ぽん

    まず、職場でフキハラが起きてしまう原因について考えてみました。

    フキハラの原因

    本人の性格や価値観

    仕事や人間関係のストレス

    職場の環境

    詳しく見ていきましょう。

    本人の性格や価値観

    元々怒りっぽい、不機嫌になりやすい、自分に注目してほしい(かまってほしい)、仕事は辛くて当たり前、上司の命令は必須、などなど…。

    性格や仕事への向き合い方が原因で、特定の人物にフキハラをとってしまうパターンがあります。(例えば部下や同僚など、自分と立場が似ているか、立場が下と思っている相手。)

    本来、仕事はチームワークで、年齢や立場関係なく意見を言い合えるのが理想です。

    しかし、上下関係や自身の価値観を意識しすぎた結果、フキハラが当たり前になっているパターンもあります。

    仕事や人間関係のストレス

    普段はいくら穏やかな人でも、理不尽にクレームを言われたり、思いのほか仕事が溜まっていて強いストレスを感じている場合。家庭の事でストレスが溜まっている場合など

    フキハラをしてしまう可能性があります。

    フキハラは許されるものではありませんが、状況によっては、誰でもフキハラをしてしまう可能性があると言えます。

    職場の環境

    フキハラが当たり前になっている職場や、フキハラをする同僚が何人もいる職場。

    これらの職場は注意が必要です。

    フキハラが当たり前になってしまっている職場では、

    「自分もフキハラをしても良い」「仕事が不機嫌な人がいて周りが気を遣うのが当たり前」という認識が生まれてしまいます。

    フキハラを容認している職場も、第二第三のフキハラを生み出してしまいます。

    フキハラは、相手を不快にさせるからやってはいけない。

    ぽん

    もちろんそれもあると思いますが、「職場でフキハラをしてはいけない理由」について、私はこう思います。

    仕事で一番大切な事って、そのサービスを必要としてくれるお客さんを満足させる事ですよね。フキハラをしてくる同僚や上司を満足させることが、一番の目的ではありません。

    サービスを必要としてくれるお客さんに向けて仕事をするのであって、

    ぽん

    質の高いサービスを作る為には、同僚を不快にさせるフキハラなんて無い方が良いわけです。

    お客さんよりフキハラをしてくる同僚の機嫌が最優先、と考えてしまうと、何のために仕事をしているか分からなくなります。

    昔は上司の指示に従う、機嫌をうかがうと言うことが、正しいとされた時代があったかもしれません。

    ですが、それは昔の話で合って、今は上司部下関係なく、最低限のマナーと相手の尊重は必要です。

    フキハラをしてくる同僚の機嫌を伺いながら仕事をすることは、理想的とは言えません。

    では、フキハラに対して、どの様に対処するのが良いのでしょうか。

    ぽん

    「あなたがやっている事はフキハラだ!」と言えればいいですが…多くの麺と向かって言えません。

    フキハラの対処法の一番のポイントは、「自分が冷静でいること」。これが一番大切です。

    ①冷静に対処する

    フキハラをする相手に気を遣い過ぎず、冷静に対処する事。自分も気を遣い過ぎない事が大切です。

    何故なら、こちらが気を遣い過ぎてしまうと、不機嫌でいる事が許される、当たり前になってしまうから。

    そうなると、コミュニケーションが滞ったり、上司の期限を伺い過ぎてお客さんの事が後回しになってしまう、という負のサイクルに陥ってしまいます。

    ぽん

    私も社会人になってすぐの頃は、機嫌の悪い上司の対応に困り、話しかけるタイミングをうかがったりしていました。

    ですが、

    「仕事をスムースに進めるために、これは今言っておかないといけない」

    という風に、仕事をメインに考えると、上司が不機嫌でも上機嫌でも、これは今必要な連絡と割り切ってコミュニケーションをとる事が出来るようになりました。

    冷静に対処するために、慣れは必要です。

    その慣れを経験するには、日頃から意識して自分の行動を変えていく事が必要になります。

    不機嫌な上司や同僚を前にしても、「今必要だから相手に答えてもらう必要がある」と、強気で関わってみると良いかもしれません。

    ②相手が不機嫌でない時に声を掛ける

    「不機嫌な時に声を掛けて、こってまで嫌な思いをしたくない…。」

    そう考え、相手の期限が良い時に声を掛ける、というのも対処法のひとつではあります。

    ですが、この場合自分が神経をすり減らしてしまいますし、仕事よりも相手の機嫌が気になってしまいます。

    冷静に対処できる自分を作っていく方が、後々自分も楽だと思います。

    ③周りの上司や会社に相談する

    例えばフキハラをしてくるのが上司の場合。さらに上の上司に相談する事を検討しましょう。

    困るパターンとして、フキハラの上司と、相談しようと考えている上司の仲が良い事。

    その場合、人事や外部への相談も検討してみましょう。

    ↓転職後は特に人間関係が気になりますよね↓

    ④フキハラされた時の記録を残しておく

    誰かに相談しようと思ったけど、上手く言葉で説明できない…。

    そんな事が無い様に、フキハラを受けた場合は、その記録を残しておく事が大切です。

    これは、フキハラに限らず、セクハラなど、他のハラスメント対策としても必要な事です。

    記録と言っても、ボイスレコーダーや、動画など、毎回記録に残す事は困難です。仕事中であればなおさらです。

    おススメの方法は、日記をつける事です。

    記録の付け方としては、事実ベースで残す事。

    いつ、どこで、どんなことがあったか。そして、自分はどう感じたか。

    ぽん

    たった3行ほどの記録でも、すぐに記録に残しておくのと、記憶だけを頼りに語る事は違います。

    最低限、事実ベースで記録を残しておくと、後日誰かに相談する時に伝えやすくなります。

    ここからは、フキハラを予防する(あるいは、すでに起きているフキハラを無くす)方法について、自分で出来る対処法と職場が出来る事に分けて解説していきます。

    フキハラに対して自分で出来る事

    ①職場内で、まず自分が上機嫌でいること

    「え!そんなことでいいの?」と思うかもしれませんが、これが一番大切です。

    もちろん、フキハラはあってはならないことですが、フキハラの上司がいる→どこかに相談しなければ…と焦らなくてもいいです。

    「自分が働きやすい環境を作る」ために、まずは自分自身の行動を変える(上機嫌でいる)のが一番手っ取り早いですし、周りにも広まりやすいです。

    例えばの話ですが、5人のうち、1人が不機嫌で残り4人が気を遣っている会社と、1人が不機嫌で4人は上機嫌でいる職場。

    同じ人数でも職場の雰囲気って、大きく違うと思います。

    偶然上機嫌な4人が集まるかもしれませんし、偶然不機嫌な4人が集まるかもしれません。

    もしかしたら1人の行動で、4人が上機嫌に変わったのかもしれません。

    ぽん

    フキハラが蔓延している職場を変えるのは、意外と自分の些細な言動、行動の継続だったりします。

    ②職場で自分自身が力をつける

    自分自身が力をつけて、スキルアップや役職につくなどする事で、職場の雰囲気を変えやすくなります。

    ただ、役職について立場が上になったからといって、自分自身もフキハラをしてはいけません。

    フキハラをしてくる人は反面教師にして、まずは自分が上機嫌でいることで風通しの良い職場づくりを目指しましょう。

    ③職場で上機嫌の味方をつくる

    明るい人の周りには明るい人が集まってきますよね。

    上機嫌で仕事をしている人の周りにも、上機嫌な人が集まってきやすいです。

    仕事中、上機嫌でいる人が当たり前になると、不機嫌な人も居心地が悪くなるのではないでしょうか?

    自分が上機嫌でいる事から始め、周囲にも上機嫌の仲間を増やしていく事が、フキハラ予防につながります。

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    ④自分の事に集中する(スキルアップ、資格取得など)

    上司は不機嫌で毎日を過ごしているかもしれませんが、自分が今日という日をどう過ごすかは、自分で決める事が出来ます。

    一番避けたいのは、上司の機嫌を気にして一日中気を遣って過ごしたり、仕事に集中できなくなる事。

    そうならない為にも、「不機嫌な上司や同僚は放っておいて、将来の自分の為に何が出来るか?」を考えて行動する事をおススメします。

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    ぽん

    自分の事に集中すると、今まで気になっていた人間関係のいざこざも気にならなくなりますよね。

    ぜひ、利用を検討してみてください!

    フキハラに対して職場が出来る事

    ①社内研修の実施

    セクハラ、モラハラ、パワハラ、フキハラ…多くのハラスメントが指摘されていますが、

    それぞれのハラスメントの特徴や、何故ハラスメントをしてはいけないのか、という認識の部分や、法整備もまだまだ十分とは言い切れません。

    その為、まずは、

    • 「職場にもこういったハラスメントがある」ということの周知
    • 特定の個人を責めるのではなく、職場全体でハラスメント=いけない事、という認識づくり

    と言った内容を共有し、ハラスメント排除に取り組む事必要があると考えます。

    話はそれますが、病院で働いていると、インシデント報告、という取り組みがあります。

    これは、仕事で生じたヒヤリハット~重大な事故まで、記録に残し、周囲と共有し、同じインシデントを起こさないようにする取り組みです。

    この、周囲と共有することで、周りの人たちのインシデントも事前に防げる可能性がある、という点がポイントです。

    特定の個人のミスだからといって、その人だけとは限りません。

    次は自分が起こすかもしれないという意識が生まれますし、何故そのミスがダメなのか、ミスが生まれやすい状況など、理由が分かる事で、未来のインシデント防止になりますよね。

    ハラスメント防止の社内研修でも、

    ハラスメントが起きる背景や理由は特定の個人の問題だけではなく、1人1人の意識の持ち方、環境づくりを意識的に行う事が大切

    ということを広めていくことが必要だと思います。

    ↓職場のメンタルヘルスについて、資格があります↓

    ②ハラスメント相談窓口の設置

    会社ごとに、ハラスメント被害の相談窓口が設置できれば理想ですが、まだまだ不十分でしょう。

    一般的に社内での相談は、会社内の人事担当に、社外での相談は労働基準監督署の総合労働相談コーナーに相談を検討しましょう。

    ぽん

    ただ、何事も、相談した後に「上手く伝えられなかった…。」と後悔する事がありますよね。

    その為、相談前にはメモ用紙などに相談内容の整理をしておくことをおススメします。

    今日は、職場で不機嫌を表に出す人の対処法(フキハラ)というテーマで記事を書きました。

    職場のフキハラの原因

    本人の性格や価値観

    仕事や人間関係のストレス

    職場の環境

    職場のフキハラの対処法

    ①冷静に対処

    ②不機嫌でないときに声を掛ける

    ③上司や会社(人事など)外部機関に相談する

    ④事実ベースで記録を残しておく

    職場のフキハラに対して、自分と会社が出来る事

    まず自分が上機嫌でいる

    上機嫌の仲間を増やす

    自分自身が力をつける(スキルアップや管理職など)

    社内研修の実施

    相談窓口の設置

    ぽん

    最後まで読んでいただきありがとうございました!

    この記事が、職場の上司や同僚のフキハラに悩んでいる方の、参考にしていただけると嬉しいです。

    ↓フキハラや威圧的な態度は年上だけとは限りません↓

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